公務員試験の教養試験で捨て科目はどれにすべきか
私は公務員試験を受験しようと決めてから、最初の受験日まで3カ月しかありませんでした。
短期間での受験でしたので、できる限り効率的な勉強をと考え、捨て科目を作ることを考えました。
ただ、何を捨ててよいか分からず、少し勉強してから考えようと思い、最初は全てを勉強していて、時間を無駄にしてしまいました。
皆さんには少しでも無駄な時間を過ごしてほしくないと思い、私の経験から、科目ごとに捨ててよいかどうか記録に残していきたいと思います。
なお、教養試験のみを受験していたため、専門科目についての記述はありません。
また、トップページのサイト紹介でも記載していますが、地方上級レベルを中心に受験していますので、そのレベルについて述べています。
科目別の捨て科目検証
ここから教養試験の科目を捨ててよいかどうか検証していきます。
文章理解:現代文
捨ててはいけません。
選択肢を読んでから問題文を読んで回答するという流れが身につけば、点数を取りやすくなります。
一旦、点数を取れるようになれば、それ以降は勉強しなくてよいと思います。
文章理解:英語
これも捨てないでください。
実力が付くまでに時間のかかる科目ですが、単語さえ覚えてしまえば解ける問題が多いです。
毎日単語を覚える習慣をつけましょう。
長文は慣れることが必要なので、できるだけ読んだ方が良いですが、時間のない方は直前だけでも構いません。
文章理解:古文と哲学・文学・芸術
市役所B・C・D日程を第一志望としている方は捨てましょう。
というより平成30年から出題範囲から削除されました。
市役所B・C・D日程以外を第一志望としている方については、古文は単語だけでも取り組んでほしいです。
単語さえ分かれば、文章の概要が掴めます。
哲学・文学・芸術分野は暗記だけですので、しっかり取り組みましょう。
判断推理・数的推理
絶対に捨ててはいけません。
出題数がどの試験でもトップクラスです。
出題されているパターンが決まっているので、毎日少しずつ解答方法を覚えていきましょう。
資料解釈
捨てるというよりは、勉強しなくても解ける問題がほとんどです。
問題を知る意味で、過去問だけやっておきましょう。
社会科学:法律・政治・経済・社会
暗記科目です。やれば点数が取れるので捨てないようにしましょう。
人文社会:日本史・世界史・地理
こちらも暗記科目です。勉強する範囲がとても多いので、過去問題集を中心に勉強していき、出題されやすいところだけを覚えていきましょう。
自然科学:物理・数学
文系出身者でも、できれば捨てたくありません。
というのも、最近の傾向として、問題の解き方を問題文に掲載しているものが出題されており、解いたことがあれば、簡単に解ける問題も多くなっているからです。
基本的な問題だけでも取り組みましょう。
自然科学:化学
有機化学の分野だけは、即座に捨てましょう。
理系出身者でも難しい分野ですし、出題頻度も低いので、得意な方以外は取り組まない方が賢明です。
自然科学:生物・地学
暗記科目です。
計算する問題はありませんので、文系科目同様にしっかり取り組みましょう。
まとめ
捨ててよい科目は基本的にはありません。
部分的に捨てるなら化学の有機化学分野。
そして、市役所B・C・D日程を第一志望とする方は古文と哲学・文学・芸術分野が出題範囲から除外されていますので、勉強しなくて良いというのが結論です。
どうしても時間がなくて、捨て科目を作りたい方は、第一志望の受験先が出題する数が少ない科目を選びましょう。
おそらく数学や物理など理系科目は1問ずつしか出ないところが多いので捨て科目にする人が多いかもしれません。
以上、「公務員試験の教養試験で捨て科目はどれにすべきか」でした。