公務員試験の集団討論対策 流れと役割を確認しよう

公務員試験の試験内容の一つに集団討論があります。

日常で「討論する」なんてことはないと思います。

なので、事前にどんなものなのか把握しておきましょう。

この記事では、集団討論の流れと役割(司会など)について述べていきます。

 

 

集団討論はどんな流れで行われるのか?

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普段馴染みのない集団討論ですが、どんなことをするのでしょうか。

まずは、集団討論の流れについてお伝えしていきます。

(注意)紹介するのは、私が市役所で受けた際の一連の流れです。

 

① 試験官からの事前説明と討論テーマ考察時間

受験生全員が入室後、着席。

これから20分間集団討論をしてもらいますが、その前に10分間、テーマについて考える時間を作ります。お配りしてある用紙に、テーマについてのご自身の考えを記入していってください。テーマは「〇〇市の魅力を発信するために、行うべき施策について」です。それでは記入を始めてください。

10分後・・・

時間になりましたので、記入を止めてください。ここからの討論については皆さんにお任せします。それでは討論を始めてください。

(えー、丸投げなんだっ💦)

と、ここまでは試験官から集団討論についての説明があります。

いよいよここから受験生だけの時間が始まります。

 

② 集団討論開始

 (だ、誰か司会やってくれる人いるかな。チラッ|д゚) )

 Aさん:では私が司会をやります!

(きたー、やってくれる人いたー! よし、私は書記でもやっておこう。)
私が書記をやります✋

(まったく同じタイミングでBさんが)

Bさん:私が書記をやります。

(かぶってまったっー。まあやりたかった訳ではないし、譲ってしまおう。)
あっ、えっと、どうぞ書記をやってください。

Bさん:わかりました。

Cさん:では、私はタイムキーパー(TK)をしますね。

(あー、役がなくなったから、意見をしっかり出すことに集中だっ!)

 

議論が進むこと10分・・・

(この司会者やばい。進行がへたくそすぎる(;´Д`)この船は泥船のようだ。
今にも全員一緒に沈んでしまいそうだ。)

 さらに8分後・・・

Cさん(TK):残り2分になりました。討論のまとめにはいりましょう。

Aさん(司会):Bさん、これまでどんな意見がでましたか?

Bさん(書記):〇〇と△△という意見が出ています。

Aさん(司会):まとめていくと◎◎ということになると思いますが、皆さんよろしいでしょうか。

一同:うなずく

Aさん(司会):では、この結論で討論を終わりたいと思います。

お時間になりましたので、これで集団討論を終わります。本日の結果は市役所のホームページで〇月の中旬ごろに公表します。皆さんお疲れさまでした。ご退室ください。

一同:ありがとうございました。失礼します。

 

集団討論の役割

ご覧頂いたように、集団討論の役割には「司会者・書記・タイムキーパー」があります。

決まった役割としては上記の3つになるので、あぶれた人は役割はありません。

討論の進み方については、司会者に一任されます。

したがって、私のように舵のきかない泥船に乗ることもあります。

それが嫌な方で、普段からまとめ役を務めている人は、司会者に立候補しましょう。

 

また、普段はまとめ役をやっていない人は立候補を控えた方が良いです。

司会をやると評価が上がるように思うかもしれません。

しかし、評価が上がるのは上手な司会をやった方だけです。

 

他方で、書記とタイムキーパーについてはどうでしょうか。

私は討論本番で書記に立候補しました。

立候補した理由は、何かやっておいた方が良いかなという漠然とした考えからです。

 

しかし、私が試験官の立場で考えてみると、書記とタイムキーパーに立候補した人に何か評価を上げる要因があるかというと、まったく思いつきません。

たまたまですが、書記をやれなくて良かったと思っています。

 

また、書記とタイムキーパーは、やらない方が討論自体に集中できるというメリットがあります。

その証拠として、集団討論試験も無事合格していました。

泥船でも、自分がしっかりと意見を伝えていれば、合格できるということです。

 

まとめ

以上のことから、集団討論の臨み方は下記の2パターンがおすすめです。

・ 司会に慣れている人は積極的に司会に立候補

・ その他の人は役割を持たずに討論に集中

 

皆さんの集団討論が上手くいくことを祈っております。

以上、「公務員試験で行われる集団討論への対策 流れと役割を確認しよう」でした。

 


 

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