独学かつ短期間で公務員試験に合格するための対策一覧
当サイトは独学かつ短期間で公務員試験に合格したノウハウを皆さんの参考となるように、記録として残しています。
ノウハウは私が受けた公務員試験の経験をもとにしていますので、下記の「こんな方におすすめのサイトです」に当てはまる方に特に役立つ情報だと思います。
なお、このページでは、当サイトで掲載している公務員試験対策の記事を、公務員試験の流れに沿って一覧で紹介しております。
必要な情報を各ページで収集してもらえればと思います。
それではどうぞお読みください。
- こんな方におすすめのサイトです
- 独学で公務員試験に合格するためにやること
- 番外編:気になる公務員試験関連情報
こんな方におすすめのサイトです
独学かつ短期間で公務員試験合格を目指す方
私は4月に公務員試験を受けることを決め、独学で勉強を始めました。
最初に受けた市役所A日程の受験日が6月下旬でしたので、3カ月に満たない勉強期間で合格することができたことになります。
実際に独学かつ短期間で合格できたため、その方法を紹介していきます。
教養試験の対策を知りたい方(専門試験の紹介はありません)
試験日まで時間がなかった為、専門試験まで勉強する時間がないと判断し、教養試験のみで受験する方針で公務員試験に臨みました。
したがって、専門試験を受けていないため、当サイトでは専門試験の紹介をしておりません。
都道府県庁(地方上級)・市役所・国立大学法人等職員を目指している方
私の受験結果は下記のとおりであるため、地方上級・市役所・国立大学法人等職員試験レベルの対策として役立つと思います。
- 市役所A日程(政令指定都市)⇒最終合格
- 国立大学法人⇒最終合格
- 市役所B日程⇒2次試験合格後辞退
- 公立大学⇒1次試験(教養試験)合格後 辞退
以下より、独学で公務員試験に合格するためにやるべきことを、当サイトの掲載記事を紹介しながら記載していきます。
※当ページは新しい記事を掲載するごとに、随時更新予定です。
独学で公務員試験に合格するためにやること
受験日当日を含めて、合格するためにやるべきことを、時系列にしてお伝えします。
① 第一志望を決めて受験科目を確定させる
勉強を始める前に、まずは受験科目を確定させる必要があります。
第一志望と併願先を決定すれば、自然と受験科目が確定してきますので、ここからは、併願先を決めるまでの流れを説明していきます。
受験資格のある試験を探す
当サイトを見られている方は、大学生・社会人・公務員浪人など、それぞれ立場が違うのではないかと思います。
各々の年齢や学歴などで、受験できる試験が異なるため、受験資格が適合している受験先を探すことが必要です。
やりたい仕事がある方は、その仕事を軸にインターネットや公務員試験解説本などで、漏れのないように探しましょう。
まだ具体的に「これだ」と思える職種や仕事のない方は、幅広く調べていきましょう。
教養試験のみで受験できるところに絞ることを検討する
上記でお伝えしたように、私の場合は受験日までに時間がなかったので、教養試験のみで受験できる試験に絞りました。
偏差値50ほどの大学出身の私は、1日8時間程度の勉強を3ヶ月続けましたが、専門試験まで手を伸ばす余裕はありませんでした。
学力に自信のある方を除いて、短期間で合格を目指す方は教養試験のみで受験することをおすすめします。
教養のみで受験してよいか迷っている方がいれば、こちらの記事をご覧ください。
また、教養のみで受けられる試験を探す方法はコチラの記事をご参照ください。
この記事は受験可能な試験の日程等も掲載しています。
第一志望の試験情報を集める
受験可能な試験情報を収集し終わったら、その中から第一志望を決めましょう。
第一志望が決まれば、そこに合格するための勉強計画を立てられるからです。
教養のみなのか、専門試験もあるのか、それともSPIなのかで対策が大きく異なってきます。
また、筆記試験後の試験内容も、受験先によって異なります。
集団討論・集団面接・個別面接・適性検査・論文など様々です。
そのすべてを課してくる自治体もあります。
合格するための第一段階として、試験の全容を把握し、対策を立てられるようにしましょう。
併願先は第一志望と似た試験内容で受験できるところを探す
どれだけ勉強を頑張っても、試験当日に失敗をしたり、体調を崩してしまう可能性があります。
私は第一志望の試験ではありませんでしたが、おなかの調子が悪かったことがあり、ずっとトイレに行きたい状態が続いた結果、まったく筆記試験に集中できない日がありました。
⇑このように、試験中はなにが起こるか分からないので、「必ず第一志望に合格できる」と断言することはできません。
「言われなくてもやるに決まってるだろ」と言われてしまいそうですが、どこかで失敗しても良いように、公務員試験は併願しましょう。
併願先を決める際には、第一志望の試験内容と似たところ、できれば同じところを選んだほうが良いです。
試験内容が似ていれば、勉強する内容を絞ることができるため、合格する可能性を上げることができます。
第一志望の試験が教養のみの方は、併願先も教養のみの試験を実施するところを選ばれた方が良いでしょう。
さて、併願先まで決まってくれば、「受験科目」が確定してきましたよね。
次は、受験スケジュールについてです。
② 受験スケジュールを確認する
複数の受験先候補を探した後は、それぞれの受験スケジュールを確認しましょう。
受験日が被らない事を確認することはもちろんですが、日程を考慮した勉強計画を立てる事が重要だからです。
勉強スケジュールの立て方はこちらの記事に掲載しています。
③ 教養試験の勉強計画を立てて、着実に進める
大まかな受験スケジュールを把握した後は、具体的な勉強計画に落とし込む必要があります。
その計画は5つのステップを踏んで立てると良いです。
1ステップ目:捨て科目を検討
2ステップ目:参考書を選ぶ
3ステップ目:古本を利用して安く購入する
4ステップ目:1日の勉強の流れを作り実行に移す
一つずつ紹介していきます。
捨て科目を検討する
教養試験は科目数が多いため、戦略上勉強しない科目(捨て科目)を作ることも考えるべきです。
私の場合は勉強をスタートした当初、市役所B日程を第一志望としていたため、平成30年度から試験科目から外れた古文と哲学・文学・芸術分野は勉強しませんでした。
また、試験範囲内でしたが、化学の中の有機化学分野を捨てました。
圧倒的に点を取るためのコスパが悪いと判断したからです。
参考書を選ぶ
独学を選択した方に必須なのが参考書ですよね。
私は公務員試験受かる勉強法 落ちる勉強法という本に書いてある参考書をベースに選んでいきました。
実際に使ってみて良かったオススメな参考書をまとめていますので、ご覧ください。
また、教養試験対策には過去問題集を繰り返し勉強することが重要だと思っているのですが、その過去問題集は書店やネットで検索するとたくさんの種類が出てきます。
多くの過去問題集の中で、私が使用した 過去問題集の特徴や利用方法についても紹介しています。
古本を利用して安く購入する
参考書を選んだら、購入していくのですが、私が購入した教養試験対策用の参考書だけでも28冊になります。
私は役に立たなかったものや、適性検査、面接対策本などを含めて40冊以上購入したのですが、総額で7万円ほど掛かってしまいました。
予備校よりは安いとはいえ、節約できるところはしたいですよね。
そこで参考書をお得に買う方法があるので、ご覧ください。
参考書を新品・中古で分けて購入する
参考書の中には最新のものでなくても問題ないものもあります。
中古(古本)でもよい参考書について記事を書いていますので、ご覧ください。
ちなみに中古品を買うのに一番のおすすめはメルカリです。
利用したことのない人はぜひ使ってみてください。
1日の勉強の流れを作り実行に移す
次に1日に行う勉強の流れを作りましょう。
一度勉強習慣ができれば、安定して勉強を進めていくことができます。
⇓例えばこのような勉強計画です。
勉強計画を1日単位まで落とし込んだら、いよいよ勉強開始です。
継続が一番大事です。着実に進めていきましょう。
④ 公務員試験に申し込む
勉強をやっている途中にやらなければならないのが、試験への申し込みです。
これを忘れては全てが水の泡です。
忘れずに申し込みをしましょう。
申し込み時期の目安を記載しておきます。
市役所A日程:4月下旬~5月上旬
国立大学法人等職員:5月中旬
市役所B日程:6月上旬
公立大学:7月下旬
市役所C日程:8月上旬
市役所D日程:9月上旬
受験先によって申込期間は異なりますし、年によって違うこともありますので、必ず各自治体や大学の採用ページをチェックしましょう!
場合によっては、申し込み時点で、履歴書等の提出書類が必要になることがあります。
直前になって焦らないように、受験案内をしっかりと読み込みましょう。
なお、履歴書対策は後ほど紹介します。
⑤ 勉強の仕上げに模試を受ける
勉強が終盤を迎えた際にやってほしいのが、模試を受けることです。
実力が付いているかどうか確認できるということと、間違えた問題の分野を勉強しなおすことで得点力がすぐにアップするからです。
私は、時間がなかったので、「受験ジャーナル内の予想問題」を利用しました。
ただ、時間があれば合格判定のでる予備校の模試を受けたかったです。
様々な予備校のホームページを確認しましたが、私としてはLECの模試が充実していると感じました。
予備校・参考書を利用した自宅で受けられる模試を紹介した記事がありますのでご覧ください。
⑥ 履歴書・自己紹介書・面接カードを準備する
試験の申込時や面接試験の前に履歴書などの提出を求められます。
履歴書には「氏名・住所・学歴・職歴」に加えて、「志望動機・自己PR」などの記入欄があります。
なお、志望動機や自己PRの例文は本サイトには掲載していません。
例文を見たい方は他のサイトを見てください。
ネットで例文を見て、参考にすることは良いですが、丸写しにするべきではないと思っています。
それは、面接の際に、自分の考えた文章でなければ、整合性の取れた受け答えができないからです。
例文はヒントを得る程度にして、自分で考えた文章を書いていきましょう。
⑦ 論文・作文の準備から本番への臨み方
論文試験の対策はやってもやっても終わりがありません。
事前にテーマが発表される場合はよいのですが、何も発表されない場合は、どこかで区切りをつけなければ、本当に終わらなくなってしまいます。
そのような性質の論文試験対策について、終わりの見える方法を提案した記事を書いています。
この記事には論文試験本番での時間の使い方についても言及しています。
論文の対策に困っている方はご覧ください。
⑧ 適性検査の内容を知ろう
一口に適性検査と言っても様々な問題が用意されています。
受験案内には適性検査としか書かれていませんが、ある自治体では「クレペリン検査」であったり、また他の自治体では「事務能力検査」だったりします。
私が受けてきた適性検査についてお伝えした記事がありますので、適性検査とはどんな試験内容なのか、事前に確認するようにしてください。
⑨ 集団討論は流れと役割を掴んでおこう
集団討論は試験官から出されたテーマについて論じていきます。
ただし、出されるテーマはほとんど事前に公表されることはありません。
それでは対策に困ると思われるかもしれませんが、よく出されるテーマに関しては、インターネットや対策本に情報が出ています。
そのテーマをみると、論文テーマと被っている部分が多いです。
したがって、集団討論のテーマの知識を蓄えるのは論文対策とセットで良いと考えています。
上記した論文対策の記事内でも紹介している「論文試験 頻出テーマのまとめ方」という参考書を読んでおきましょう。
また、本番当日の集団討論の流れと役割は決まっています。
試験官からやり方を指定されることはなかったのですが、受験生は事前に集団討論について調べてきていますので、暗黙の了解で決まった流れで討論が展開されていきます。
皆さんも集団討論の流れと役割を事前に勉強しておきましょう。
⑩ 集団面接・個別面接対策
面接はよほど喋りが上手い方や頭の回転が速い方を除いて、入念な事前準備が必要です。
面接の事前準備や面接を受けて感じたことを記事にしていますので、対策を万全にするために、記事をご覧下さい。
以上で、公務員試験に合格するための主な対策は終了です。
番外編:気になる公務員試験関連情報
ここからは、番外編になります。
公務員試験を受けるにあたって気になることや、受験先を限定した情報などをお送りします。
受験先別対策まとめ
国立大学法人等職員・学校職員・市役所の試験対策を個別に焦点を当てて記事をまとめていますので、志望先の記事をご覧になってください。
国立大学法人等職員についてはこちらからどうぞ。
公立小中学校の学校事務を目指している方はこちらの記事をご覧ください。
市役所職員についてはこちらの記事をご覧ください。
公務員試験の際の服装について
私が受験した期間は全てクールビズ期間(5~9月)でしたので、クールビズ期間にどんな服装で受験したらよいか記事にまとめています。
以上で、「独学かつ短期間で公務員試験に合格するための対策一覧」を終わります。
大変長い文章を読んで頂きありがとうございました。
皆さんの受験のためにお役に立っていれば幸いです。
今後も、記事を更新していきますので、よろしくお願いします。
読み直したい箇所がある方はこちらの目次をご利用ください。