公務員試験の論文対策は頻出テーマを重点的に!
私は論文・作文試験を3回受けました。
その時の経験と使用した参考書および論文対策を紹介します。
論文試験の種類
論文試験は受験先によってタイプが異なります。
私が受けた試験は下記の3つです。
① 過去の論文テーマが発表されており、同じようなテーマを出題
② 事前にテーマが発表され、そのテーマをもとに書いて持っていく
➂ なんの情報もなく、当日テーマが発表されてその場で書く
過去の論文テーマを発表しているところは、傾向を見て、対策できます。
また、事前に書けるところは、発表されてから考えれば良いです。
しかし、過去の試験情報もなくテーマも発表されないところは「いったいどうやって対策したらいいんだ!」と途方にくれました。
でも、対策はしなければなりません。
論文のテーマ
具体的な対策の前に、私が実際に受験した論文試験のテーマを紹介します。
① 意見が対立した際にどのように対応し何を学びましたか?
また、学んだことを市役所でどう活かしますか?
② 当大学の問題点と、解決するためのアイデアは?
➂ (市役所の新人職員のエピソードを読んでから)新人職員の問題点を列挙し、その問題を解決するための対処方法を書きなさい。
このテーマを見てみていかがでしょうか?
なんの対策もなく、スラスラと論文を書けるでしょうか?
書ける人は対策は必要ないかもしれませんが、書けない人は次の対策を実施したほうが良いです。
論文試験の対策
対策といっても、論文のテーマは世の中にいくらでもあります。
完璧に対策をしようと思えば、終わることのない勉強が必要になります。
したがって、テーマを絞った効率の良い対策が求められます。
私の提案する対策は以下の2つです。
① 受験先の情報を徹底取集
一つ目は受験先のホームページと広報誌を徹底的に読み漁るという事です。
受験先の取り組みや、アピールしていることは何なのかを、エクセルにまとめていきました。
というのも、論文では自治体の取り組みについてどう思うかなどの出題があることを知ったからです。
また、実際に私が受けた論文テーマでも、「当大学の問題点と解決するためのアイデアは?」とあったように、受験先についてのテーマは頻繁に出題されます。
そして、受験先の取り組みを調べることは、面接対策にもなるので重点的に行いました。
② 参考書に頼り、頻出テーマを重点対策
1つ目の対策で「自治体の取り組みについて書く論文があることを知った」と書きましたが、それは、参考書から得た情報です。
私が頼った参考書はコチラ
Amazonでもベストセラー認定されているこの参考書の良いところは
- 各自治体(県庁・市役所がメイン)の過去の論文テーマをまとめてある
- 公務員試験で扱われやすい21個の頻出論文テーマについての情報と論文の例を掲載している
- 掲載されている論文テーマが集団討論のテーマともかぶっている
ということです。
実際に出題された論文テーマを知れることはもちろんのこと、代表的な論文テーマで論文の例を見られるのは、自分が論文を書くのに、非常に役立ちます。
そして、その論文の例文は非常に完成度が高いです。
高すぎて、本番で自分が同じように書くことは出来ないだろうと悟りました( ー`дー´)
なので、参考書の活用法としては・・・
① 参考書を一読して、頻出テーマに関する知識を増やす
② 論文の書き方をまねして一つ書いてみる
の2つです。
普段論文を書く人は少ないと思いますので、論文を一度書いてみることはとても大切です。
ぜひ実践してください。
論文試験の本番への臨み方
ここまでは事前準備についてお伝えしてきましたが、「じゃあ、本番はどうすればいいの」と感じる方もいるでしょう。
例えば試験時間60分の論文試験だとすると・・・
最初の20分は論文の構成に使います。
構成とは、まず論文に関するキーワードを書きまくります。
このキーワードは上記の対策を実施し、獲得した「受験先の情報」と「頻出テーマの知識」から引き出していきます。
そして、そのキーワードを使って文章になるように、書く順番を決めるというものです。
20分も構成に使うと、文章書く時間なくなりそうと思うかもしれません。
しかし、構成さえしっかり作れれば、文章書くのに40分も必要ありません。
なので、構成をはじめにしっかり決めるということは、徹底してほしいと思います。
以上、「公務員試験の論文対策は頻出テーマを重点的に!」についてでした。